光熱費とは、電気・ガス・水道・灯油・熱供給といったような、生活のために必要なエネルギーにかかる費用のことです。一人暮らしをしていると食費や交際費の他、趣味や被服費にも費用がかかることがありますよね。光熱費は、できるだけ抑えたいものです。
今回は、一人暮らしの光熱費の節約方法を、種類別にご紹介します。とにかく極限まで節約してみたいですよね。知らなかった意外な事実があるかもしれませんよ!
光熱費の節約方法~種類別~
電気・ガス・水道に分けて、以下に節約方法をまとめてみましたよ。
電気の節約法
・契約アンペアの確認
電気料金は契約アンペア別に基本料金がかかり、その差は最大1000円以上にもなります(電力会社により多少の差あり)。
契約アンペアは10~60Aまであり、数字が小さいほど、同時に使用できる電力の量が少なくなります(=早くブレーカーが落ちます)。一人暮らしですと、目安は20~30Aと言われていますよ。ブレーカーの左端を見れば、契約アンペア数が確認できますので、一度見直してみましょう。
・電気料金プランの見直し
一人暮らしをしている方の多くは、日中は仕事や学校で自宅にいないという方が多いと思います。そんなライフスタイルに合わせた電気料金プランを選びましょう。
夜間の料金がお得になるプランがあるので、電力会社のHPなどでチェックしてみて下さい。ちなみに筆者は家族3人暮らしですが、夜間がお得なプランを選んでいます。
洗濯や炊飯などは夜にまとめてやり、冬場のエアコンはお得な時間帯までつけるのを我慢しています。すると、かなり電気代節約になりましたよ!
・夏場は除湿を活用、冬場は絨毯やカーテンで保温を
一般的に、冷房は暖房より電気代が安いと言われますが、昨今の猛暑では一日中エアコンフル稼働で、夏場の電気代もかさみますよね…。熱中症に気を付けながら、電気代が冷房よりお得な除湿機能もうまく使ってみましょう。
また冬場は、温かい部屋作りをしましょう。床はフローリングのままより絨毯を敷き、厚手のカーテンで外の寒さを遮断し、保温性を高めましょう。
・待機電力の削減
電気代の約1割を占めるという待機電力も、できるだけ減らしましょう。家電が多いあなたは、電源タップを利用して、使ってない家電の電源はこまめにオフにしましょう。
ガスの節約法
・給湯器は入れっぱなし厳禁!設定温度もこまめに確認
ガスの給湯器は、スイッチを入れているだけでガス代が掛かります。使わない時は忘れずオフにしましょう。
また、設定温度も必要に応じて変更しましょう。入浴なら40度~ですが、その他でしたら36度ほどの最低ラインで大丈夫ですよね。
補足ですが、お風呂の追い炊き機能も控えましょう。一日一回10度分の追い炊きをやめるだけで、一か月約1000円の節約になるとも…!ためたらすぐ入浴、ですね!
・調理は”中火”
調理する時の火力ですが、中火が一番節約に適しているんです。
強火は、フライパンやお鍋からはみ出した火力が無駄になります。一見節約に見える弱火も、実はコストがかかるのです。意外ですよね!
弱火で煮込む場合は、中火の余熱を利用するなど、工夫をしましょう。
・電子レンジや電気ケトルを活用
ガスよりも、電気調理器具を使った方が安い場合があります。例えば野菜の下茹でなどです。筆者もよくやります。硬いお野菜の下茹でには電子レンジを使いましょう。時短にもなりますしね。
ジャガイモを例にとると、電子レンジ9分で約2.5円、ガス15分で約5.5円と言った具合です。少量のお湯を沸かす時も、電子レンジや電気ケトルを使用したほうが安いですよ。
水道の節約法
・トイレの大小レバーをしっかり使い分ける
流すときの水量が、大レバーが約8リットル、小レバーが約6リットルと言われています。
2リットルの差を小さく感じるかもしれませんが、トイレは毎日のことなので、積み重なると大きな差になります。無駄に大レバーを使わず、しっかり使い分けましょう
・短時間入浴ならシャワー、シャワーヘッドも活用して
人数の多い家族と違って一人暮らしの場合は、短時間で入浴できるのなら、シャワーが良いでしょう。目安として入浴17分以内はシャワー、18分以上は浴槽にお湯をはりましょう。
そして今は、いろんなタイプの節約シャワーヘッドが出ており、最大30~50%もの節水が出来るようです!ガス代の節約にもなるんですよ。一時止水機能があれば、さらに無駄なく節水できますね。
・洗い物は水をためてつけ洗いが基本
水をジャージャー流しながらの洗い物は避けたいですね。汚れた食器は、とりあえず水に浸け、汚れを落ちやすくしてから洗います。そしてすすぎの時に、初めて水を流しましょう。
米のとぎ汁を取っておき、汚れた食器を浸けると、油汚れなどが落ちやすくなるんですよ。
補足ですが、冬のとても寒い時期は冷水だと汚れが落ちにくい時もあるので、ガスを使用しても良いかもしれません(汚れが落ちにくいため、水道代が余計にかさむ可能性があるため)。
いかがでしたか?
思いもよらない豆知識も、いくつかあったのではないでしょうか。中には、一人暮らしだけではなく、家族と暮らすようになってからも役立つ知恵がたくさんありますよね。
是非、節約のご参考にして頂けたらと思います!
この記事へのコメントはありません。