お正月に飾る鏡餅の上には必ず橙(みかん)がのせられています。理由もなく橙をお餅の上にのせていることはあり得ませんからね(;^ω^)ここにも昔から受け継がれてきた願いがあります。
鏡餅というのは、神様をお迎えする為に飾る物であり玄関や床の間に飾ります。鏡開きの日の1月11日まで飾っておくのですが、その間に神様が鏡餅に宿り、鏡開きの日に鏡餅を戴くことで神様に力を分けてもらい無病息災を願うのです。
そこで、鏡餅に橙をのせる訳と、その橙はどのようにして食べたら良いのかご紹介していきましょう。
橙は家族の繁栄の象徴
そもそも、鏡餅にのせてあるみかんはみかんではなく、橙というみかんの仲間なのです。
出典:nanapi
みかんは「橙」とも呼びます。その橙の言葉にあやかって「家族が代々(橙)繁栄していきますように」という願いが込められているのです。
それから、みかんの木を思い浮かべてください。1本の木に収穫期には沢山のみかんが育っています。特に橙は成長して収穫するまでに5年前後掛かり、ゆっくり大きく成長していくことから長寿の意味もあるらしいです。
他にも、「代々(橙)後世まで家が栄えますように」という意味もあります。
みかん(橙)は食べられます!
橙の食べ方については、これといった決まりごとはないみたいです。焼いて食べる方やお風呂に入れて柑橘風呂にする方など様々でしたが、中には焼いて処分している方もいました。
口コミを見ていくと、家庭によって意見が分かれましたね。お供えものですから、ゴミ袋にポイでは気が引けますしね(;^ω^)
鏡餅は神様が宿るとされていますから、なるべくなら橙も気持ちを込めていただくのが一番良いのではないかと思います(腐っているなら話は別です)。
祖父や祖母がいた頃は、鏡餅もその他のお供え物も一緒に飾っていたのを思い出します。私の家では鏡餅の他に、お米をお盆の上に山のように盛って、米山の側面に干しスルメ、みかん、昆布、干し柿を飾っていました。家族の繁栄と繁盛が込められているのだと思います。
今はスーパーに行くと簡単に完成する鏡餅を買う事ができます。ですが、本来の意味を考えるのなら、やはり、気持ちを込めて手作りの鏡餅を作るべきだと、鏡餅の由来と意味を知って余計にそう思うようになりました。
出典:Yahoo!知恵袋
家族皆が健康でいられれば、平凡でも幸せな1年を過ごせるはずです。平凡って退屈なイメージもありますが、平凡な生活が一番幸せなのだと私は思います。
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