お正月に必ず飾る「鏡餅」。私も、お婆ちゃんやお母さんが鏡餅を年末に飾っているのを見て育ちました。しかし、よく考えてみると鏡餅を飾る由来も知らないなぁと・・・。日本の昔からの風習ですから、必ず大切に受け継ぎたい理由があるはずです。
そこで、鏡餅の正しい飾り方と由来についてご紹介していきましょう。
神様をお迎えするための儀式が「鏡餅」
出典:Yahoo!知恵袋
まず、なぜ鏡餅という名前が付いたのでしょうか?餅はお餅を飾るので分かりますが、鏡の意味が分かりませんよね?
諸説ある中で「鑑みる(かんがみる)」という言葉から鏡餅になったと伝えられています。鑑みるとは、手本となる例を見ながら考えるという意味らしいです。
そして、鏡は昔丸い物が多かったということと、鏡は神様が宿っていると考えられていた為「鏡」という言葉が付いた理由として挙げられています。
「鑑みる餅」から言葉が変わって「鏡餅」と言うようになったらしいです。
鏡餅の正しい飾り方について
鏡餅の飾り方の基本は、「三方になるように半紙を敷いて、鏡餅を2段重ねにして飾る」。これが鏡餅の基本です。後は、あなたの地元の飾り方に沿って、橙や御幣、裏白などを飾ってください。
鏡餅というのは、飾る物にも理由がそれぞれありまして、
- 橙・・・家族が代々(橙)栄えますように
- 御幣と裏白・・・繁栄と繁盛
という理由があります。
【参考:ヤッホーLOG】
鏡餅は遅くても28日までに飾ろう!
鏡餅を飾るのはいつからが正しいのでしょうか?
答えは、「12月28日までに飾らなければならない」です。
理由は、鏡餅は神様をお迎えする為に飾る物だと先ほども申しました。ですから、遅くても28日。大晦日に飾っていては遅いとされているのです。でも、実際28日と言ったら大掃除でバタバタしている感じですが(;^ω^)
逆に鏡餅を飾ってはいけない日があります。それは29日です。9(苦)が入って「苦餅(くもち)」になり縁起が良くない為です。
鏡餅は1月11日まで飾ること!
鏡餅は鏡開きの日である「1月11日」まで飾りましょう。
なぜ、1月11日なのかって思いますよね?それは、1が並んでいて縁起が良い日だとされている為です。鏡開きの意味は、健康や幸せを祈りながら家族で鏡餅を食べることを言います。
ここで1つ注意!
鏡餅を切るのは包丁で決して切ってはいけません。鏡餅は神様のお供え物で縁起ものです。お供え物に刃を向けてはいけないと昔から言われています。ですから、包丁以外の金づちや木槌などで割ってから料理しましょう。
鏡餅は、家族の健康と繁栄という願いが込められていたのです。神様に感謝しながら頂きましょう(*^-^*)
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