3月3日は女の子の成長を祝う「雛祭り」です。私の家には雛人形が無かったので、友達の家に呼んでいただき雛祭りを満喫していました^^友人の雛壇は7段でしたから、凄く豪華で羨ましかった憶えがあります。
雛人形の並べ方については日本全国統一されているわけではないようですし、毎年雛人形の並べ方に迷う方もいるかもしれませんね。
そこで3段、5段、7段の基本的な並べ方についてご紹介したいと思います。
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雛壇の置き場所の注意点
雛人形はとても繊細です。直射日光や高温多湿の場所に設置するのは避けるようにしてください。理由は、虫食いや変色の原因になる為です。もし、紫外線が当たりやすい場所に設置する時は、カーテンなどで光を少しでも遮れるように工夫しましょう。
7段の雛壇の飾り方
出典:天鳳堂資料室
最上段にはお内裏様である男雛と女雛を飾ります。
向かって左側に男雛
出典:雛人形.jp
右側が女雛を飾ります。
出典:雛人形.jp
お内裏様の後ろには金屏風、両脇にはぼんぼりを設置します。そして、2人の間には桃の花を挿した三方飾りを置きましょう。
2段目は三人官女です。
出典:雛人形.jp
3人官女には立った官女と座っている官女がいます。そのどちらか1人の官女を中央に飾ります。例えば、2人の官女は立っていて、1人が座っている官女があるとしたら、座っている官女を中央に飾るということです。
両脇の官女はどちらかの足が前に出ているそうです。ですから、どちら側に設置したら良いのかその足を見れば分かるようになっています。3人官女の手に持たせるのは、中央の官女が三方、向かって右側の官女には長柄銚子、左側の官女には加銚子をそれぞれ持たせます。
そして、中央の官女の両脇には高坏を設置して桜餅などを供えます。
3段目は、五人囃子です。
出典:雛人形.jp
並べ方も決まっていて、向かって左から太鼓、大皮鼓、小鼓、笛、謡い手の順番で並べましょう。5人もいるから間違えそうですが、この順番が正しい並べ方のようです。
4段目は、随身を飾ります。
向かって左側には右大臣の若者、右側には左大臣のおじいさんとなります。
出典:雛人形.jp
顔で判別できない時は、黒の衣装を着ている人形を右側に飾るようにします。
随身は、弓と矢を飾るのですが、左手に弓を持たせ、右手には羽を下にした矢を持たせます。背負う矢は、向かって左の肩から羽が見えるように斜め掛けにします。
2人とも凛々しいですね^^
5段目は、仕丁(してい)を飾ります。
出典:雛人形.jp
3人いるのですが、沓台(くつだい)を持っているのが中央、向かって左側が台笠、右側に立傘を飾ります。
両側は、外側の手が上がっていますから、上がっている方の手側に設置すると良いですね。
6段目と7段目は、食器やタンス、御所車、お化粧道具を飾ります。
出典:雛人形.jp
ここの段は決まった飾り方はないようです。
バランスの取れた飾り方として、食器やタンス、お化粧道具などの小さな物は6段目に、御所車やお駕籠の大きな飾りを最下段の7段目に飾ると見栄えが良くなります(*^-^*)
5段の雛壇の飾り方
上記の7段飾りを参考にさせていただきます。5段飾りの場合は、7段飾りの中の1段目、2段目、3段目、4段目、7段目を飾ります。
3段の雛壇の飾り方
こちらも上記の7段飾りを参考にすると、1段目、2段目、7段目を飾ります。
雛人形の基本的な並べ方についてご紹介しました。お雛様の飾り方や、持たせる物も様々で、最初は迷ってしまうかもしれません。ですが、お雛様を並べる時間もまた楽しい時間!
女の子の成長を祝う日ですが、大人になった女性だって子供の頃を懐かしむ貴重な日だと思うので、楽しんで雛祭りを過ごしたいものです。
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